パンソリの人間国宝の祖父をもち、芸術大学の国楽科に通うイ・ギュウォン(パク・シネ)。闘病中の指導教授の支援チャリティー演奏会を準備するギュウォンは、出演交渉のため、学内の人気バンド、ザ・ステューピッドのライブを見に行き、ギター&ボーカルのイ・シン(ジョン・ヨンファ)の演奏に一瞬で引き込まれてしまう。演奏会当日、妹の急病で病院に付き添ったシンは、演奏会に穴を空ける。このことでギュウォンとシンは言い合いになり、国楽科対実用音楽科の演奏対決にまで発展。結局、ギュウォンが負け、1ヵ月間シンのパシリをすることに。こき使うシンにむかつきながらも、惹かれていくギュウォン。しかし、シンは舞踏科の教授チョン・ユンス(ソ・イヒョン)に一途な想いを寄せていた。そんな中、大学の開校100周年記念公演が決まり、OBでブロードウェイで活躍する舞台監督キム・ソクヒョン(ソン・チャンウィ)が演出を担当することに。そして、偶然ギュウォンの歌を聴き才能を感じたソクヒョンは、ギュウォンに記念公演のオーディションを受けるよう勧める。ギュウォンは悩んだ末、国楽ユニットでオーディションを受け、見事合格。だが、演技未経験にもかかわらずソクヒョンに演技チームに振り分けられ、戸惑うばかり。一方のシンもユンスが指導スタッフで加わることを知り、音楽チームとして参加する。だが、そのユンスの視線はかつての恋人ソクヒョンに向けられていた。シンへの想いが膨らむギュウォン、ユンスをひたすら想うシン、そして互いに未練を残したままのソクヒョンとユンス。それぞれの想いに揺れ動きながら、公演の準備は進んでいく…。