群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い…専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進む――“異色・孤高・反骨の天才フリーランス外科医・大門未知子(米倉涼子)”。未知子が今回派遣されるのは、金沢の風光明媚な街並みに背を向けるかのように、何やらどす黒い闇が渦巻く「クロス医療センター」。先進的創薬などの研究開発を進める官民一体の複合体「最新医療特区」に認定された、日本初となる創薬の拠点。“内科的治療の最高峰”となって医療界のトップに君臨しようと目論む同センターは、外科を徹底軽視し、新薬投与による治療を最優先。つまり、外科医である未知子にとっては完全アウェーの場。ところが、そこで彼女はなぜか病院長・黒須貫太郎(ビートたけし)から直々に、有名フィギュアスケーター(伊野尾 慧)の高難度オペを依頼されることに。しかも手術を目前にして、あの未知子の口から「私、失敗したので」と、まさかの発言が飛び出し…!?
第1シリーズでは「帝都医科大学付属病院第三病院」、第2シリーズではその本院、第3シリーズでは日本最高峰の医療技術を誇る「国立高度医療センター」で、金と欲にまみれた組織に鋭いメスを入れながら、患者の命を救うことを第一に邁進してきた未知子。彼女は外科医生命が危ぶまれる状態の中、自らの信念に従い、患者を救うことができるのか!?そして、腹に一物ありげな黒須の真の狙いとは一体…!?黒須率いる内科の最高峰と、外科の最高医師・未知子の“壮絶なる異次元の戦い”が始まる―。