THE KING'S DOCTOR 馬医

命を、絶対あきらめない

©2012-13 MBC

Blu-ray BOXI/DVD BOXI 11月20日発売! 10月25日DVDレンタル開始!

第1回 「消せない過去」

カン・ドジュンは名家に生まれ、科挙に首席合格の秀才だが、官職には就かず、医学の道に進むため医学生となる。
一方、馬医の息子に生まれたイ・ミョンファン。独学で医学の知識を身につけ、都の医師にその才覚を認められ、養子として迎えられる。そしてトジュン同様、医学生となった彼は、馬医の息子と嘲笑されながらも、勉学にいそしむ。
ある夜ミョンファンは書庫に忍び込み、同じく忍び込んでいたトジュン、さらに、卓越した鍼の腕前を持つ若き医女、チャン・インジュと出会う。たちまち意気投合した三人は、ともに医術を学びながら絆を深めていく。
やがて医官の試験が行われ、トジュンは首席、ミョンファンは次席で合格する。
同じ頃、清国に人質として囚われていた世子が帰国。世子こそ、トジュンを医学の道に導いてくれた人。トジュンは、帰国した世子の姿を沿道から拝み、心に秘めてきた夢を叶えようと決意する。それは医官になることではなく、貧しく治療を受けられない民を救うこと。さっそく彼は、貧しい民のために粗末な診療所を開く。
だがしばらくして、ミョンファンから、世子が危篤だと手紙が来る。すぐに宮廷へ向かったトジュンは、ミョンファンから世子がマラリアだと聞かされる。しかも、治療に当たっているのはイ・ヒョンイクという町の医師一人で、彼を推薦したのは王の側室、昭容チョ氏だという。トジュンは世子を救うため、真相究明に取り掛かるのだが……。


第2回 「いざ都へ」

カン・ドジュンは死罪に処され、その直後、妻が男児を出産。女児なら役所の使用人となり命だけは助かるが、男児はその場で殺されてしまう。トジュンに恩を受けたペク・ソックが、トジュンの息子を救うために自分の娘と入れ替え、自分の子として育てることに。ソックの娘は、トジュンの娘として楊州の役所の使用人となる。
十二年後。トジュンの息子クァンヒョンは、小さな島でソックの息子として貧しくものびのびと成長していた。ソックは彼を本当の父親のように医術の道に進めてやりたいと、必死で勉強をさせようとするが、何も知らないクァンヒョンはまるでやる気がない。頭にあるのは都のことばかり。何とかして都見物をしようと考えを巡らす毎日だが、ソックは決して許そうとはしない。
一方、国王、孝宗のお気に入りの医官となったイ・ミョンファン。だが、亡くなった昭顕世子の弟である孝宗は、兄の死に疑問を抱き、再調査を始めた。動揺するミョンファンの元へ、噂を聞いたイ・ヒョンイクがやって来る。彼は、鍼で人を殺すところをソックに見られていたため、助かりたければソックを探し出せとミョンファンを脅す。
流罪となりクァンヒョンと同じ島にいるオ・ジャンバクは、島破りを計画。クァンヒョンは、チャンバクの子供のふりをして、父に内緒で都へついていってしまう。
都の光景に目を輝かすクァンヒョンだが、そんな彼にさっそく身寄りのない子供の一団が目をつける。その大将、ヨンダルという少年に無垢なクァンヒョンはまんまと騙され、荷物を奪われてしまう。
王命を受け昭顕世子の死について調べていたチョン・ソンジョは、ミョンファンを呼び出す。死罪となったトジュンを訴えたのが、親友だったミョンファンであることに疑念を抱いたのだ。このままではすべてを失いかねないミョンファンは窮地を脱するための解決策を講じる。


第3回 「出会いと別れ」

イ・ミョンファンがイ・ヒョンイクを鍼で殺すのを目撃してしまったクァンヒョンとヨンダル。二人はごろつきたちに追われることに。逃げる途中、クァンヒョンはヨンダルが実は女の子だと気づく。彼女は楊州の役所から逃げ出した使用人で、見つからないために男の振りをしているのだ。
何とかごろつきをまいた二人はすぐに役所に届け出るが、誰も相手にしてくれない。その帰り、ヨンダルがごろつきにさらわれる。クァンヒョンもさらわれそうになるが、ちょうどそこへ島から彼を捜しに来た父ペク・ソックが現れて事なきを得る。
保身のため朝廷の重臣チョン・ソンジョに取り入ったミョンファン。その甲斐あって、彼が死に追いやった亡き親友カン・ドジュンは名誉を回復し、その家門も再興されることに。さっそくミョンファンは、トジュンの家門と莫大な財産を継がせるため、トジュンの娘を捜し始める。トジュンの娘は誕生と同時に役所の使用人とされたが、その役所から逃げ出し行方をくらましているのだ。
そしてソックは、トジュンの家門が再興されることを知り、これでクァンヒョンが本来の地位に戻れると大喜び。だがクァンヒョンは、ヨンダルがごろつきにさらわれたと知り、彼女の仲間たちとともにごろつきの巣窟に彼女を助けに向かっていた。ソックは、急いでクァンヒョンの跡を追う。
クァンヒョンは見事ヨンダルを助け出す。逃げる途中で一度はごろつきに見つかるが、ソックに救われる。その父から、これからは都で暮らすと言われ、はしゃぐクァンヒョンだが、その直後、兵士たちが現れる。最初は助けにきたと思ったソックだが、彼らはソックを罪人として捕らえにきたらしい。とにかく急いでクァンヒョンとヨンダルを連れて逃げるソック。だが途中で胸に矢を受けてしまう。


第4回 「新しき人生」

深手を負った父ペク・ソックが待つ洞窟に戻ったクァンヒョン。だが既に父は息絶えていた。クァンヒョンは悲しみに暮れながらも、迫る兵から逃げるため洞窟を去る。だが結局、崖の淵に追い詰められ、ミョンファンの部下カン・ジョンドゥの放った矢を胸に受けて海に落ちてしまう。
一方、クァンヒョンを父のもとへ逃がすため、自ら囮になって役所に連行されたヨンダル。たまたま役所にいたミョンファンは、彼女がカン・ドジュンの娘チニョンだと気づく。再興されたトジュンの家門の後継ぎをやっと見つけ、感無量のミョンファン。さっそく彼はチニョンをトジュンの屋敷に連れていこうとする。
その頃、瀕死の重傷を負ったクァンヒョンが、ある牧場の荷車の中で発見される。だが牧場の主は薬代がもったいないと彼を厩に放っておく。同情する馬医のチュ・ギベとチャボンだが、なす術はない。しかしその夜、何者かが現れ、クァンヒョンの傷の手当てをし、鍼治療を施す。おかげでクァンヒョンは一命をとりとめる。傷が癒えたクァンヒョンは、その牧場の使用人となり、キベの下で働き始める。
同じ頃、チャン・インジュが都に戻る。ソック亡き今、トジュンの実の子はチニョンでなくクァンヒョンであることを知る唯一の人物だ。彼女は再興されたトジュンの家門を実の子に継がせようと、手を尽くしてクァンヒョンを捜す。
しばらくして、クァンヒョンのいる牧場で年2回催される馬市が開かれる。偶然にもそこへミョンファンがチニョンと息子のソンハを連れてやって来る。


第5回 「運命の再会」

クァンヒョンが使用人として働く牧場で馬市が開かれた。そこへ、ミョンファンがチニョンと息子のソンハを連れてやって来る。互いに気づかぬまますれ違う二人。その時、クァンヒョンの引いていた馬が暴れて急に駆け出し、ソンハが蹴られてしまう。そこへ、ちょうどクァンヒョンを捜しに来ていたインジュが通りかかる。急いで応急手当をし、ミョンファンが駆けつける前に姿を消すインジュ。彼女の適切な処置のお蔭でソンハは無事だった。インジュの見事な鍼術は、チニョンの脳裏に深く刻まれる。
一方、ソンハを蹴った馬は、ミョンファンの部下カン・ジョンドゥによって首の根本に刀を突き刺されてしまう。牧場の馬医、チュ・ギベとチャボンはチョンドゥに連れていかれてしまった。残されたクァンヒョンは、瀕死の馬を何とか救おうとするが、子供の彼にはなす術もない。彼は馬を、自分を救ってくれた洞窟に住む医師のもとへ連れていく。初めは取り合わない医師だが、クァンヒョンの必死の訴えに手当てをしてくれることに。しかし、暴れる馬に困った医師は、馬が懐いているクァンヒョンに鍼を打たせることに。鍼を打ったことなどないクァンヒョンは戸惑うが、馬が動いてよろめいた拍子に、狙い通りの場所に鍼が刺さる。馬はすぐにおとなしくなり、手当ても成功。翌日にはしっかりと歩けるまでに回復する。自分の鍼で尊い命を救ったクァンヒョン。それは彼にとって忘れられない経験となる。
やがて、優秀な馬医に成長したクァンヒョン。ある日、彼が働く牧場が朝廷の馬を預かることになった。後日、清国に献上される大事な馬だ。その馬が、来た早々、肺炎にかかっていることが分かる。馬に飲ませる薬の材料を買うため、クァンヒョンはチャボンとともに都へ行くことに。
その頃、医学を志し清国に留学していたチニョンが帰国する。


第6回 「命懸けの試練」

成長して牧場の馬医になったクァンヒョンは、兄貴分のチャボンと来た都の酒場で、良家の女性2人がならず者に絡まれているのを助ける。女性は淑徽王女とチニョンだった。クァンヒョンは淑徽王女が王女だというのを信じず、無礼な態度をとる。
チニョンは庶民の医療を担当する恵民署を訪ねる。恵民署の医女になるのが幼いころからの夢だったチニョンだが、医女長のチャン・インジュが受け入れを拒否する。


第7回 「渦巻く妬み」

病にかかった清国への献上馬を三日で治すと宣言したクァンヒョン。失敗すれば、捕えられたチュ・ギベだけでなく、自分の命もないのは覚悟の上だ。だが、クァンヒョンはただやみくもに治すと言ったわけではなかった。前例のない、難しい鍼治療の方法を思いついていた。
一方、クァンヒョンの名前を知ったチニョンは、8年前に死んだと聞かされた友達のクァンヒョンが生きているのではないかと考え、調べてもらうことに。


第8回 「ひとときの安らぎ」

晴れて恵民署の医女になったチニョンだが、いきなり動物を扱う司僕寺に派遣されてしまいがっかりだ。一方、司僕寺の見習い馬医として働くことになったクァンヒョンは、大喜びだった。クァンヒョンは同じ職場になったチニョンと顔を合わせてはからかってばかり。そんなある日、馬が転倒し、乗っていた使用人がケガをする事故が起きる。そのとき、クァンヒョンとチニョンがとっさに駆け寄ったのは……。


第9回 「謎の疫病」

地方で発生した牛疫は、人にも感染して急速に広がり始め、すぐに医官や医女を派遣することに。首医の座を狙うイ・ミョンファンは、陣頭指揮を執って手柄をたてるつもりだったが、恵民署の署長コ・ジュマンに、庶民の病は自分たちの管轄だと言われて引き下がる。現地ではついに死者が出た。クァンヒョンは病の進行が早すぎるのを不審に思い、原因は伝染病以外なのではないかと疑う。


第10回 「信頼の芽生え」

ついにチニョンまで謎の病で倒れた。原因が中毒だと疑うクァンヒョンは、チニョンから村の「飲み水」を口にしたと教えられ、水源地の川を必死に調べるが怪しいものは見つからない。しかし、村の少年が川であるものを拾ったと知り……。
一方、都から大量の薬材を携え乗り込んできたイ・ミョンファンは、今日から自分が責任者だと宣言。だが、その地で娘同然のチニョンが病にかかり、息子ソンハが付き添っていると知って青ざめる。


第11回 「波紋を呼ぶ鍼(はり)」

チニョンは馬医カン・ダルホを診察し、危険な病気の可能性があるのでなにかあればすぐに医師に見せるようクァンヒョンに告げる。クァンヒョンら馬医4人は小さな島へ派遣されるが、そこでカン・ダルホが急に倒れる。
首医の座に就いたコ・ジュマンは、不正のはびこる医療機関の改革を開始。そんななか、イ・ミョンファンはチャン・インジュと再会する。


第12回 「訪れた転機」

クァンヒョンが兵士に連行される。同僚の命を救ったクァンヒョンだったが、馬医の身分で人間に鍼を打ったのが殺人行為だというのだ。チニョンは投獄されたクァンヒョンに面会するが、彼女が両班の娘だと知ったばかりのクァンヒョンはよそよそしく、すべては低い身分をわきまえない自分のせいだと卑屈になっていた。やがてクァンヒョンに、命を落としかねない過酷な刑が言い渡される。


第13回 「面影を重ねて」

クァンヒョンは医師を目指すと決意し、医学生の選抜試験を受けるとチニョンに打ち明ける。親しげな2人の姿を目にしたソンハに、「チニョンがクァンヒョンを気にかけるのは、亡くなった幼友達と同姓同名だからだ」とカン・ジョンドゥが教える。
イ・ミョンファンたちは医学生の受験資格を撤廃したコ・ジュマンに反発。イ・ミョンファンが、身分の低い馬医の受験を認めるべきではないと訴えると、コ・ジュマンが驚くことを口にする。


第14回 「絶体絶命」

医学生選抜の二次試験が迫る。チニョンはクァンヒョンが鍼を打った人体模型を見て、あまりの正確さに驚く。クァンヒョンの名前を知ったばかりのチャン・インジュもその才能を目の当たりにし、彼こそが行方を捜している亡きカン・ドジュンの息子かもしれないと考える。
一方でイ・ミョンファンも、生意気な馬医の名がかつて始末したペク・ソックの息子と同じだと知る。そのせいでチニョンが気にかけていると聞き激怒する。


第15回 「医師への第一歩」

右腕を骨折したまま医学生選抜試験の鍼の実技に挑んだクァンヒョン。終了時間直前、なんとか最後の鍼を打ち終えると、激痛に耐えかねて気を失い倒れる。
体が回復したクァンヒョンは、自分を襲ったカン武官に会いに行き、図らずもイ・ミョンファンと対面することに。馬医という低い身分を恥じることなく医師を目指す決意を語るクァンヒョンに対し、馬医出身をひた隠しにして生きてきたイ・ミョンファンは憎しみを募らせる。


第16回 「思わぬ告白」

ソンハの友人の両班ソ・ドゥシクにいきなり屋敷に連れてこられ、妹ウンソの病を治すように言われたクァンヒョン。だが人間の治療をしたことがない彼にはどうしようもない。ところが、そんな時にウンソが自殺を図る。取り乱したドゥシクは妹を助けろとクァンヒョンを脅す。チニョンとの勉強の記憶をたどりながらウンソに処置を施し、駆けつけたチニョンの助けもあって、クァンヒョンはウンソの命を救う。
だが翌日、改めてウンソを訪ねると、再び自殺を図ろうとしていた。


第17回 「越えられぬ身分」

医学生仲間の嫌がらせで遺体室に閉じ込められたクァンヒョンは、偶然、そこに安置されていた遺体の一つが生きているということに気づく。その日脳出血で亡くなった患者だとわかった彼は、脳出血を治療するツボに鍼を打ち、馬医としての経験に基づいた処置で体温の低下を防ぎ、翌日発見されるまで命をつなぐことができた。たちまち死人を生き返らせたという噂が広まり、またしても名を上げたクァンヒョン。ミョンファンは、そんな彼に、ますます嫌悪感を募らせる。


第18回 「診断の行方」

医官採用試験に臨んだクァンヒョン。とりあえず一次試験は終わったが、二次は実際に患者を診て診断を下す試験だ。クァンヒョンは、ミョンファンの企みで、最も優秀な医学生ユン・テジュと競うことに。しかも患者は何と、国王・顕宗。最初は胃炎だと思ったクァンヒョンだが、調べれば調べるほど胃炎とは思えなくなってくる。そしていよいよ診断を下す時が来る。


第19回 「窮地 再び」

クァンヒョンは顕宗の病を胆石と診断。当時、胆石はまだ獣の病。ミョンファンたちは、王様の体を獣と同等にみなし侮辱したと騒ぎ立て、クァンヒョンの追放処分をコ・ジュマンに迫る。だがコ・ジュマンはそれを拒否。反発した医官たちがこぞって職場を離れ、たちまち恵民署は治療を待つ患者であふれ大混乱になる。クァンヒョンは、自分が恵民署を去ることで、医官たちを呼び戻すことをミョンファンに頼む。しかしミョンファンの真の目的は、コ・ジュマンを失脚させることだった。


第20回 「心の帆」

クァンヒョンの診断どおり、顕宗の病は胆石だと判断し、治療を進めたコ・ジュマン。だが胆石は一向に排出されない。業を煮やした仁宣大妃は、コ・ジュマンを投獄し、治療をミョンファンに委ねる決断をする。その矢先、顕宗の容態が好転。クァンヒョンの診断が正しかったのだ。だが、これで引き下がるミョンファンではなかった。このままコ・ジュマンたちに手柄を独占させはしないと、手の者を使い、コ・ジュマンの粥に毒を混入。顕宗の治療前にそれを食べたコ・ジュマンは、体が麻痺して動けなくなってしまう。


第21回 「切ない想(おも)い」

コ・ジュマンは多くの人の命を奪う「腫気」の治療のため、閉鎖されていた治腫庁(チジョンチョン)を再建する。高価な薬を買えない平民のために、そこで外科的な鍼(はり)治療の研究を進めることに。
 淑徽(スッキ)王女は、冬至の日に行われる灯籠祭りでクァンヒョンに告白すると決意。協力を求められたチニョンは、複雑な思いでクァンヒョンを祭りに連れ出す。そうとは知らないクァンヒョンは、2人きりの外出に大喜びだ。


第22回 「仕組まれた罠(わな)」

 チャン・インジュはクァンヒョンに大切な話があると声をかけるが……。コ・ジュマンは、かつての教え子カン・ドジュンの鍼箱(はりばこ)をインジュが持っているのに気づく。
 イ・ミョンファンは息子ソンハとチニョンの婚姻を強引に進めようとする。チニョンがクァンヒョンと親しくしているのが気にくわないイ・ミョンファンは、クァンヒョンをチニョンから確実に引き離すために、罠(わな)を仕掛ける。


第23回 「初の外科手術」

イ・ミョンファンの策略にはまったクァンヒョンは、両班(ヤンバン)の寡婦ウンソと密会した重罪人として尋問される。ウンソ側はクァンヒョンの治療を受けていたことを否定し、脅されたのだと主張。ウンソの兄は、妹の名誉のために罪を認めてほしいとクァンヒョンに頼む。チニョンは、獄中のクァンヒョンに会いに行くが……。
騒動のなか、ウンソの病状は悪化。コ・ジュマンは、彼女を救うには初の外科手術を行うしかないと判断する。


第24回 「蘇(よみがえ)る過去」

 ついにチャン・インジュはクァンヒョンに事実を告げる。あまりの衝撃に困惑するクァンヒョン。信じられないという彼に、インジュは、ペク・ソックの検死の記録を見るように告げる。
 しばらく思い悩んでいたクァンヒョン。覚悟を決め、検視記録を見ると、インジュによって遺体が引き取られ埋葬されたとあった。インジュとソックは知り合いだったのだ。インジュの話は事実なのか……。
 そんな中、機会を窺っていたイ・ミョンファンが、仁宣大妃の推薦で官職に復帰する。


第25回 「恩師を襲う病魔」

コ・ジュマンが突然、首医の座をしばらく退くことになった。心配したクァンヒョンが彼の家を訪ねると、部屋で苦しみながら倒れていた。
コ・ジュマンは骨髄炎にかかっており、顕宗の治療中に盛られた毒のせいで、病状の進行も早まっていた。
意識が回復したコ・ジュマンは、これまで自分が骨髄炎であると知りながら周りに隠し、余命は三、四か月と言う。それを聞き、クァンヒョンは絶対に治療法を見つけ、コ・ジュマンを救うと宣言する。


第26回 「驚きの真実」

クァンヒョンは、チャン・インジュと二人、命懸けでコ・ジュマンの頭部の外科手術に臨む。だが、決して切開できない危険な場所に、新たな骨髄炎が見つかる。何としてもコ・ジュマンを救いたいクァンヒョンだったが、インジュに止められ泣く泣く手術を断念。しかし、チニョンが新たな手術方法を提案し、チニョンも参加して手術を再開する。
一方、イ・ミョンファンもカン・ドジュンの実の子がクァンヒョンであることを知り、その事実に愕然とする。


第27回 「果たされた約束」

 カン・ドジュンの実の子はチニョンではなくクァンヒョンだという事実を知ったイ・ミョンファンは、クァンヒョンを殺し、すべてを闇に葬り去ろうとする。
 だが、クァンヒョンは間一髪で、ソンハの手の者に救われ、その場を逃げ出す。しかし、腕に深手を負い、山中で倒れてしまう。
 一方、自分が破傷風にかかっていることに気づいたコ・ジュマン。クァンヒョンに一切責任はなく、彼を助けることを顕宗に懇願するのだが……。


第28回 「執拗(しつよう)な魔の手」

クァンヒョンの診断どおり、顕宗の病は胆石だと判断し、治療を進めたコ・ジュマン。だが胆石は一向に排出されない。業を煮やした仁宣大妃は、コ・ジュマンを投獄し、治療をミョンファンに委ねる決断をする。その矢先、顕宗の容態が好転。クァンヒョンの診断が正しかったのだ。だが、これで引き下がるミョンファンではなかった。このままコ・ジュマンたちに手柄を独占させはしないと、手の者を使い、コ・ジュマンの粥に毒を混入。顕宗の治療前にそれを食べたコ・ジュマンは、体が麻痺して動けなくなってしまう。


第29回 「恩人との再会」

船上で刺客に襲われたクァンヒョン。彼の姿は見つからず、船の転覆事故で亡くなったと処理された。
4か月後。首医(スイ)の座に就いたイ・ミョンファンは、亡きコ・ジュマンが作った治腫庁(チジョンチョン)を閉鎖し、汚職の温床となる高額な治療機関、施療庁(シリョンチョン)を開設。チニョンとチャン・インジュは貧しい人を救うため、ある計画に向けて動き出す。そのころ、九死に一生を得ていたクァンヒョンは……。


第30回 「異国の地で」

 クァンヒョンがサアム道人の弟子となって清国に渡り3年。サアムは弟子のクァンヒョンとカヨンを連れ、知人の役人を訪ねる。役人は重臣に嫁入りした娘が原因不明の病に冒されていると助けを求める。数か月前に脇腹に大きなこぶができたと連絡を受けたきり音信不通で、病を恥じた夫が家に閉じ込めているというのだ。
一方、チニョンは「ヨンダル」の名で男装し、庶民に安価で薬材を供給する組織、薬(ヤッ)契(ケ)を取り仕切っていた。


第31回 「消せぬ恋心」

 皇帝の側室が重病のため、治療できる医師を募るお触れが出る。サアムに促され、クァンヒョンも応募することに。周辺国にも医療団の派遣が要請され、イ・ミョンファン率いる医療団も清国に到着。チニョンもその一員だ。側室の病はかつてコ・ジュマンの命を奪った附骨疽(ふこつそ)だった。側室の治療に万全を期すため、医師はそれぞれ同じ症状の患者で3日間の「代理治療」を行うことに。効果があった治療のみが選ばれるのだ。。


第32回 「意外な結末」

 「代理治療」終了の前日。クァンヒョンが外科手術を行った患者は、恩師コ・ジュマンのときと同じく、またも破傷風になってしまった。この3年間、破傷風を研究してきたクァンヒョンは再手術を決断する。イ・ミョンファンは膏薬(こうやく)で治療をしていたが、患部が深くて思うような効果がでない。チニョンが灸(きゅう)を併用して薬を浸透させる方法を思いつき、試してみることに。翌朝、治療の期限が終了。その結果は……。


第33回 「治療の褒美」

 清国皇帝は側室の命を救えるかとクァンヒョンに問う。イ・ミョンファンの治療で一旦好転した側室の病状が再び悪化したのだ。クァンヒョンは悪化の原因は腎臓病だと診断。さらにその病の原因も分かったというが、なぜか清国側に教えることを拒否。5日間で治せなければ、命を差し出すと約束する。
一方、帰国したイ・ミョンファンは、側室の治療の成功を顕宗(ヒョンジョン)に報告。チニョンは貧しい民のための私設診療所を作る。


第34回 「反撃の始まり」

 チニョンがインジュたちと共に開いた治腫院(チジョンウォン)という診療施設には、毎日患者が殺到。ミョンファンが開いた施療庁では貧しい患者や難病の患者を受け付けず、恵民署も金持ちの患者優先に変わり果ててしまった。
 一方、密かに帰国していたクァンヒョン。ひっそりと暮らしながら、施療庁が見放した患者の治療を行い、ミョンファンのやり方が間違っていることを証明しようとしていた。
 そんな時、施療庁は、顕宗から前右議(ウイ)政(ジョン)のオ・ギュテの治療を任されることになる。


第35回 「驚愕(きょうがく)の外科手術」

 前右議政のオ・ギュテは、体が壊死してゆく脱疽(だっそ)という病に冒されていた。施療庁に治療を一任した顕宗だが、ミョンファンに手の施しようがないと言われ、治療を諦める。
しかし、オ・ギュテの息子ソンホは、巷で話題になっているクァンヒョンのことを捜し出す。クァンヒョンは足の切断によって病が治ると断言。しかし、そのような治療を聞いたことがない二人は、クァンヒョンを追い出してしまう。
 その頃、ミョンファンも施療庁が見放した患者を治療するという医師の噂を聞きつける。


第36回 「明かされる素性」

 クァンヒョンの外科手術により、右足は失ったものの脱疽から救われたオ・ギュテ。危篤だったはずのオ・ギュテが杖をつきながらも自ら歩いてくるのを見て、目を疑う顕宗とミョンファン。完治したオ・ギュテを前に、治らないと断言し外科手術を否定したミョンファンは顕宗の信用を失う。
 施療庁が見放した患者を治療した医師は誰なのか。インジュとチニョンはサアムのもとを訪ねるが、サアムは口を閉ざす。


第37回 「遺志を継いで」

 清国の使節団がやってきた。ミョンファンは、皇帝の側室を治療した功績を称えられるであろうと信じて疑わなかった。しかし清国の大使は、側室を治療したのは朝鮮の別の医師であることを明かし、大使に呼ばれて現れたその医師は、なんとクァンヒョンだった。殺したはずのクァンヒョンが現れ、名誉を奪われたミョンファンは呆然とするばかり。
 逃亡中の身であるクァンヒョンの処遇に迷う顕宗だったが、コ・ジュマンの遺志を継ぐために帰国したという言葉を聞いてクァンヒョンを赦免し、医官に任じる。


第38回 「新たなる敵」

 クァンヒョンが医官として恵民署に戻って以来、外科手術で多くの民を救えるようになった一方で、術後の病で命を落とすものも増えた。クァンヒョンは、自分の腕の腫気をわざと悪化させ、術後の病の予防法を試そうとしていた。
 そのころ宮廷では、世子(セジャ)の顔にできた腫気が治らず、顕宗はクァンヒョンに治療を任せる王命を下す。予想以上に深刻な容態を見て、すぐに手術を施すことに。自らの腫気が悪化し、本来なら手術などできる状態ではないのだが…。


第39回「治療の限界」

 ぺク・クァンヒョンは外科手術で世子(セジャ)の顔の腫気を取り除くが、出血が止まらない。止血のためにあらゆる薬材を試すが効果がなく、このままでは世子の命が危ない。クァンヒョンはサアムが編み出した鍼(はり)による止血を試すことに。それは高度な技術が求められる方法だった。一方サアムは、内蔵が取り出された遺体の事件の犯人に心当たりがあった。サアムはその男に会いにいく。


第40回「王女の危機」

 世子(セジャ)に術後の後遺症の兆しが現れる。クァンヒョンは発症を防ぐための薬材をそろえるが、幼い世子には毒性が強すぎて使えないものがあった。仁宣大妃(インソンテビ)は、かつてクァンヒョンがコ・ジュマンを術後に死なせたことを引き合いに出し、イ・ミョンファンが薦める医者チェ・ヒョンウクに治療を任せるよう顕宗(ヒョンジョン)に訴える。世子の部屋の前でヒョンウクと対面したクァンヒョンは・・・。


第41回「忍び寄る陰謀」

 病人を助けた淑徽(スッキ)王女が痘瘡(とうそう)で倒れる。王女の治療はイ・ミョンファンが担当するが、特効薬はなく対処療法しかできない。恵民署(へーミンソ)も痘瘡の患者であふれていたが致死率が高く、ぺク・クァンヒョンも必死で治療法を探す。そんななか、サアムは病状が好転している患者に気づく。王女が連れてきた最初の患者だった・・・。ミョンファンの推薦で医官になったチェ・ヒョンウクは、クァンヒョンを陥れる機会を狙っていた。


第42回「崩れ始めた威光」

 クァンヒョンはヒョンウクによる淑徽王女の手術を止める。そして、ヒョンウクが故意に容体を悪化させ、危険な手術の実験台にしようとしていたことを顕宗(ヒョンジョン)に報告。クァンヒョンは自分の経験から別の治療法を提案するが、それは人間ではなく馬用の鍼(はり)を使った、馬の治療法だった。顕宗は無礼な提案に激怒し、クァンヒョンを追い出す。だが、その間も王女の病状はさらに悪化し・・・。


第43回「宿命の対決へ」

 イ・ミョンファンの悪事を暴くため、ぺク・クァンヒョンはイ・ソンハを呼び出し、イ・ヒョンイク殺害について自白に追い込むよう協力を求める。この自白で死罪だけは免れる。クァンヒョンはできることならすべての罪を償わせたかったが、カン・ジニョンに養父を失う悲しみを味わわせたくなかったのだ。ましてや彼女に出生の秘密を知られてはならない。クァンヒョンはチニョンに会い、2人である約束をする。


第44回「非情な真実」

 司憲府(サホンブ)の取調室でミョンファンと対面したクァンヒョンは、抵抗をせずに自白して罪を償うよう告げる。ソンハは地方にいるチニョンを訪ね、そこを出て別の場所で待っていてくれというクァンヒョンの伝言を届ける。しかしチニョンは、幼いときに使用人として働かされていた役所で耳にした、養父の手下の言葉が気になっていた。都に戻ったソンハは、父・ミョンファンを説得する時間をくれとクァンヒョンに頼む。


第45回「覚悟の告白」

 ついに自らの出生の秘密を知ってしまったカン・ジニョン。ぺク・クァンヒョンが名家の跡継ぎとして得るべきものをすべて自分が奪っていたという事実に衝撃を受ける。身分などどうでもよいというクァンヒョンの言葉も受け入れることができず、自分の存在が彼を苦しめていたことに取り乱す。イ・ミョンファンは仁宣大妃(インソンテビ)の治療に当たるが、容体が悪化する一方だ。治療を継続して時間を稼ぎたいミョンファンは・・・。


第46回「父への想(おも)い」

 意を決したチニョンは、クァンヒョンと自分の身分が入れ替わっている事実を仁宣大妃に告白し、クァンヒョンの治療を受けるように訴える。大妃は真実を隠していたミョンファンを責め立て、自分が受けていた治療に問題があるという告発も事実かと問うが、その最中に倒れてしまう。クァンヒョンはすぐに大妃の治療に取りかかるが、病状は予想以上に悪化していた。そのころ、ミョンファンは姿をくらます。


第47回「悲しき終焉(しゅうえん)」

 やつれた姿で自ら宮廷に戻ってきたイ・ミョンファン。脳裏に浮かぶのは、医生になるために初めてここにやってきたときのことだった。数々の重罪を犯したミョンファンに顕宗(ヒョンジョン)が下した処分は・・・。裁きが下った後、チャン・インジュは獄中のミョンファンを訪ね、ある思いを伝える。後日、ぺク・クァンヒョンは両班(ヤンバン)の身分を取り戻すが、カン・ジニョンは使用人として地方に送られることになる。


第48回「愛の行方」

 クァンヒョンは顕宗に会い、24年前の世子(セジャ)暗殺事件の真相と、それを告発したチニョンの実父ぺク・ソックが殺されたことを明かす。クァンヒョンの望みは、亡きぺク・ソックの手柄を認めて身分を上げてもらい、娘チニョンの処分を撤回してもらうことだ。それを聞いた顕宗は困惑する。自分もチニョンを助けたいが、祖父である16代王の暗殺への関与を公にするわけにはいかなかった。


第49回「王の主治医」

 突然、顕宗が倒れた。ぺク・クァンヒョンが駆けつけるが、内蔵の重い疾患で、すでに病状は進行していた。患部が内臓のため、これまでのような手術はできない。やがて危篤に陥った顕宗に、医官や重臣たちは死を覚悟する。しかし、クァンヒョンだけは諦めなかった。最後の望みを賭け、未経験の開腹手術を提案する。だが、王の腹を切るなど言語道断で、考えを口にしただけでも死罪になりかねなかった。


最終回「そして新しき道へ」

 顕宗は自分の命を救ったクァンヒョンを主治医に抜擢。試験を受けずに医官になったクァンヒョンには主治医になる資格がなかったが、顕宗は実力を認めて英断したのだ。重臣たちは反対し、顕宗に任命を取り下げるよう要求する。一方でクァンヒョンは突然の任命に戸惑っていた。亡父カン・ドジュンの遺志を継ぎ、医官を辞めて貧しい民の治療に専念しようと考えていたのだ。クァンヒョンの選んだ道は・・・。